オトナ女子♡成分表示の読み方とコスメの選び方

こんにちは、美容薬剤師Namiです。

今回は化粧品の成分表示の読み方と、オトナの女性が化粧品を選ぶ際のポイントについてお話しします。

少し難しい内容もあるかもしれませんが、化粧品を選ぶときの参考になると思うので、ぜひ読んでいただけたら嬉しいです♡

 ◎化粧品の成分表示の基本

化粧品の成分表示は、製品のパッケージやラベルに記載されています。通常、成分は含有量が多い順に並べられています。はじめに、成分表示を読むための基本的なポイントを紹介します！

1. 成分名の理解
   • INCI名：化粧品成分の国際的な名称・通称で、全世界で化粧品成分を表す際に最も一般的に使用される名称です。例えば、「水」は「Aqua」、「グリセリン」は「Glycerin」と表記されます。
   • 成分の種類：成分は大きく分けて、基剤（ベース）、活性成分（ビタミン、ホルモンなど）、添加物、保存料などに分類されます。
2. 成分の順序
   • 成分は含有量の多い順に記載されています。1番はじめにに記載されている成分は、その製品の主成分であり、だんだん含有量が少なくなっていきます。特に注意が必要なのは、成分名が長い場合や、化学名が使われている場合です。
3. 注意が必用な成分
   • アルコール：乾燥肌の方は要注意です。特に「エタノール」などの成分は、肌を乾燥させる可能性があります。
   • 香料・着色料：敏感肌の方はこれらの成分が刺激になることがあるので、無添加のものを選ぶことがおすすめです。
   • パラベン：保存料として使用されることが多いですが、敏感肌の方やアレルギー体質の方は注意が必要です。最近では、パラベンフリーの製品も多いです。
   • シリコン：髪や肌を滑らかにする効果がありますが、毛穴を塞ぐ可能性があるため、特にオイリー肌の方は要注意です。
4. 各々の肌質に合った成分を選ぶ
   • 自分の肌質（乾燥肌、脂性肌、敏感肌など）に合った成分を選ぶことが大切です。例えば、乾燥肌の方は保湿成分（ヒアルロン酸、セラミドなど）が含まれている製品を選ぶことをおすすめします。

◎30代以降の女性が化粧品を選ぶためのポイント

30代以降の女性は、お肌の変化を感じやすくなる年頃です。そんなオトナの女性が化粧品を選ぶときに大切なポイントをいくつかご紹介します。

◎肌の状態を見極める
年齢に伴って肌の状態は変化します。乾燥やシミ、たるみなど、自分の気になるポイントを把握して、それに合った製品を選ぶことが大切です。例えば、エイジングケアを意識する場合は抗酸化成分（レチノール、アスタキサンチンなど）、美白になりたい場合は美白成分（ビタミンC誘導体やトラネキサム酸など）が含まれた製品を選ぶのが良いです。

◎保湿を重視する
30代以降は肌の水分量が減少しやすくなります。保湿成分が豊富なクリームや美容液を選ぶことで、肌の潤いを保つことができます。特に、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどの成分が含まれている製品を選ぶことで、肌のバリア機能を強化し、乾燥を防ぐことができます。また、保湿効果の高いオイル（アルガンオイルやホホバオイルなど）を含む製品もおすすめです。

◎UV対策を忘れずに
30代以降は紫外線によるダメージが肌に出やすくなります。日焼け止めは毎日のスキンケアに欠かせないアイテムです。SPFやPAの値を確認して選びます。特に、屋外での活動が多い方は、SPF50+やPA++++など紫外線防御効果の高いものを選ぶことがおすすめです。

⇨⇨日焼け止め編もcheck！

◎メイクアップ化粧品の選び方
メイクアップ製品も、できるだけお肌に優しい成分が含まれているものを選ぶことが大切です。特に、ファンデーションや下地は肌に直接触れるので、ノンコメドジェニック^※や敏感肌用の製品を選ぶと安心です。また、カバー力だけでなく、保湿成分が含まれているものを選ぶことで、乾燥を防ぎながら綺麗な仕上がりになります。

◎ライフスタイルに合ったものを選ぶ
忙しい大人の女性にとって、時短で効果的な化粧品選びも重要です。BBクリームやCCクリームなどの多機能な製品や、オールインワン化粧品などを選ぶことで、スキンケアとメイクを同時に行うことができ、時間を節約できます。また、持ち運びしやすいサイズの製品や、簡単に使えるアイテムを選ぶと、外出先でも手軽にメイク直しができます。

◎口コミやレビューを参考にする
化粧品選びにおいて、口コミやレビューはとても参考になります。特に、同じ肌質や年代の方の意見を参考にすると、自分に合った製品を見つけやすくなります。SNSなどでのレビューをチェックして、使用感や効果を確認するのがポイントです。

◎サンプルやトライアルセットの活用
新しいコスメを試す場合は、サンプルやトライアルセットを活用することがおすすめです。特に敏感肌の方は、いきなりフルサイズの製品を使うのはリスクがあると思うので、まずは少量から試してみて、自分の肌に合うかどうかを確認します。色々なブランドがサンプルを提供しているので、気になるものは積極的に使ってみてくださいね。

◎定期的な見直し
化粧品選びは1回決めたら終わりというわけではなく、お肌の状態などの変化によって定期的に自分のコスメを見直すことが大切です。特に季節の変わり目やライフスタイルの変化によって見直せると良いと思います。

※ノンコメドジェニックとは、コメド（毛穴に皮脂や角栓、化粧品の残りの汚れなどが詰まって膨らんだ状態で、ニキビの第一段階の症状）やニキビができにくい処方で作られた化粧品などの製品のことです。

◎最後に・・・

化粧品を購入する時、添加物などを少し注意して見てみるだけでも、お肌に優しいアイテムを選ぶことができます♡メイクで綺麗にするだけじゃなく、素肌への負担を減らすために自分にあった良いものを見つけられると良いですよね！

美容薬剤師　Nami